YOUTUBEの履歴が見られる可能性はゼロではない!|履歴がバレているかもしれない時の対策

YOUTUBEの履歴が見られる可能性はゼロではない!|履歴がバレているかもしれない時の対策

YOUTUBEは視聴者に興味深いコンテンツを表示するため、 また自分の視聴した動画や検索したキーワードなどを遡れるようにするために視聴履歴や再生履歴を自動で保存しています。 ただ少しITリテラシーの高い人なら、「自分のYOUTUBEの履歴を他人に見られてしまっているのでは?」と心配になりますよね。 今回の記事では、自分のYOUTUBEでの履歴が他人から見られる可能性があるのかについて解説してきます。

YOUTUBEの履歴は仕様上他人に見られることはない

まずひとまずの結論からいうと、YOUTUBEのプログラム上、 自分の履歴が他人に見られるという仕様は一切ありません。 YOUTUBEの機能を端から端まで調べても、他人の履歴を見られるようになる機能は存在しないんですね。 これは自分でチャンネルを開設し、積極的にYOUTUBEで発信を行っている人でも同様です。
ということで、ここでひとまずは安心です。 しかし、履歴を見られる可能性はゼロではありません。 え?どういうこと?と思った方は、次の項目を読み進めてください。

YOUTUBEの履歴が他人に見られる可能性はゼロではない理由

先ほど申し上げたように、YOUTUBEの仕様として、他人の履歴を見られる機能は存在しませんが、 100%絶対に履歴を見られないということではありません。それはどういうことかというのを 3つのパターンに分けて解説していきます。

①YOUTUBEアカウントを共有している場合

まず一つ目に挙げられる可能性、 そして最も他人に履歴を見られやすいパターンの一つはアカウントの共有です。 全くの他人ならアカウントを共有しているなんてことはまずありませんが、家族や親、子どもならどうでしょうか。 アカウントを絶対に共有してないと言い切れない人も多いはずです。

例えば、子どもがYOUTUBEをテレビで見たいといった場合、自分が普段使用しているデバイス以外でYOUTUBEにログインした場合には、 子どもや家族にも視聴履歴が見られてしまいます。これは共通のアカウントを利用しているため当然のことといえます。

②他人にYOUTUBEの設定をやってもらった場合

つづてYOUTUBEの履歴を見られてしまうパターンとして考えられるのが、 他人にYOUTUBEの設定をやってもらった場合です。 これは年配の方が該当するかもしれません。例えばITやスマホのことがよくわからないという理由で他人に設定を依頼した場合、 その操作の際に、Googleアカウントの作成も同時にやった場合などは、その人にアカウントもパスワードもバレている可能性があります。 これはYOUTUBEの履歴を見られる以前の問題ですが、YOUTUBEアカウントのID(メールアドレス)やパスワードが他人に知られている 場合は、当然履歴を見られてしまう可能性があるということです。

③大型モニターやライブ配信、ビデオ通話で自分のパソコンやスマホを表示する場合

3つ目に考えられるパターンは、自分のパソコンやスマホを大型モニターやライブ配信、ビデオ通話などで共有する場合です。 例えば以下のようなケースが考えられます。

  • ・YOUTUBEの履歴を開いた状態で、プレゼンテーション用などの大型モニターに接続し、それが大人数の人に見られてしまう
  • ・ライブ配信中やビデオ通話中の画面共有で、うっかりYOUTUBEの履歴画面を映してしまう

これはうっかり履歴をみられてしまうパターンですが、こういう事故は少なからず起きています。 特に、一つのデバイスでいくつもアプリやソフトウェアを立ち上げる癖がある人は気を付けたほうが良いでしょう。

YOUTUBEの履歴を他人に見られないようにする対策

ここからは、YOUTUBE履歴を他人に見られないようにする対策方法をいくつかご紹介します。

  • ①YOUTUBEアカウントを共有しない
  • ②ログアウトした状態で見る
  • ③他人にパスワードを知られている可能性がある場合はパスワードを変更
  • ④立ち上げるアプリは必要最低限にする

①YOUTUBEアカウントを共有しない

まず一つ目の対策は、YOUTUBEアカウントを共有しないということです。 つまりGoogleのアカウントを共有しないということですね。 自宅にあるいくつかの端末で家族が共有して見るデバイスと自分が見るデバイスで同じアカウントを使用している と、確実に履歴を見られる状態になってしまいます。 別々のアカウントでログインするか、どちらか一方のアカウントをログアウト状態にしておくことが賢明です。 複数のアカウントを管理するのは面倒ですが、履歴を共有したくない場合は、 アカウントを分けるのが鉄則です。

②YOUTUBEにログインしない

そもそもYOUTUBEはログインしない状態(アカウントなし)で見ることが可能です。 アカウントで履歴を共有したくない場合は、そもそもログインせずにYOUTUBEを視聴するようにすれば、 複数の端末で履歴を共有されることはありません。 ログインしないことで、おすすめの動画に上がってくる動画の関連性は多少弱まる可能性もありますが、YOUTUBEには、 デバイス自体に履歴を保存する機能があるため、自分の好みの動画がおすすめに上がってくる状態を維持することができます。

③他人にパスワードを知られている可能性がある場合はパスワードを変更

YOUTUBEの設定を誰かに依頼したことがある、またはスマホやパソコンの設定自体を誰かに依頼したことがある場合は、 YOUTUBEアカウントのパスワードがバレている可能性を捨てきれません。 簡単な対策としては、パスワードを変更してしまうことです。仮に誰かにYOUTUBEアカウントのパスワードがバレていたとしても、 パスワードを変更させすれば、一安心です。

④立ち上げるアプリやソフトは最小限にする

これはうっかり他人に履歴を見られてしまうことを防ぐ基本的な対策です。 パソコンやスマホ画面の共有などで自分自身が開いている履歴画面を見られてしまうことがないようにします。 履歴は開いたままにせず、確認したら逐一閉じる癖をつけましょう。 アプリやソフトを複数立ち上げる癖のある人はデスクトップや未使用のアプリを閉じる習慣を身につけましょう。

履歴が見られているかも!?と心配な人はいったん履歴を完全削除

ここまで、履歴が他人に見られてしまっている可能性とその対策について確認してきました。 もしこれまで、上記のようなシチュエーションがあり、履歴がバレていたのかもしれないと思う人は、いったん履歴を全て 削除することをおすすめします。履歴の完全削除は誰でも簡単にできるのでやってみてください。